地方から上京してくる君へ

このブログは、大学入学を機に地方から上京してくる人たちを応援するブログです。

私が上京を決めた理由

こんにちは。ももです。

今年も残すところあと1ヶ月となってしまいました。

もうすぐ今年が終わってしまうという寂しさプラス、今日の都内は一日中薄暗くて、なんだかノスタルジックな気分です。

 

さて、今日はそもそもなんで私が地方から上京しようと思ったのか、その理由をつらつら書いていこうと思います。

 

誰かの役に立つとかと言われたら、たぶん100%そんなことはないと思います。

では何のために書くのか?

ただの自己満です。

私の気持ちを消化させるだけです。

ちっちゃな町で虚勢を張って、精一杯生きていたあの頃の私を慰めてあげたいだけなのです。

そんな物好きに付き合ってくださるという方がもしいたら、どうかお付き合いください。

 

私が都会に出てきた理由。それは、広くて、自由で、何のしがらみもない世界が欲しかった。ただそれだけです。

田舎で暮らしたことのある方なら分かると思います。

隣近所みーんな繋がっていて、プライバシーのかけらもないことを。

あたり一面、田んぼと畑と山と川ばかりで、車がなければ買い物ひとつろくにできないことを。

都会ではとっくのとうに消え去った、村制度のようなものが存在していることを。

結局、一番偉いのは男なのだ、年長者なのだ、という凝り固まった価値観に縛られていることを。

一度失敗したら、もうやり直せないことを。

 

ただただ、息苦しかった。

だっておかしくないですか?

何をするのにも、近所の人たちの顔色を伺わなきゃいけないなんて。

何をするのにも、都会よりうんと時間がかかるなんて。

何をするのにも、声の大きい人の意見が通るなんて。

窮屈で、退屈で、仕方がなかった。

 

別に、実家が嫌いだったわけではありません。

今でも頻繁に、家族に会いに帰省します。

でも、就職するときに地元に帰りたいかと聞かれたら、答えは絶対にNOです。

せっかく自由で、便利で、広い世界に出てこれたのだから、もう絶対に戻らない。

 

地方って共同体だと思うんですよ。

ずっと自分たちの秩序を維持するために、

ちょっとでも飛び抜けた人は排除される。

多様性なんてものは欠片もありません。

きっと、多数派に属する人にとったら、とても居心地が良い世界だと思います。

何も変わらなくて、自分の立場だって脅かされない。

 

「都会は冷たい。」

多くの人はこう言うでしょう。

でも、私からしたら田舎の方がよっぽど冷たいと思います。

だって、自分たちが理解し得ない人はすぐに追い出しちゃうんだもん。

都会だったら、どんな除け者だって、はみ出しものだって、出る杭だって、そっとしておいてくれる。ほっておいてくれる。

東京って、そんな静かな優しさに溢れた街だと思うんです。